海外宣教委員会は、パキスタン・カラチ市内の兄弟松本貢四郎に電話インタビューを行い施設の近況や宣教地の様子について話を聞きました。
海外宣教委員会(以下Q):郵便やインターネットも通じなかったりしていますが、そちらはどんな状況ですか?
松本(以下A):そうですね、郵便は1ヶ月以上前に出したエアメールが届かなかったようですが、治安や郵便事情が日本と異なるので、報告書が届かないので、今度は民間のDHLなどのサービスを使ってみようと思います。Eメールも空けられないなどダイヤルアップのものは不安定ですね。現在、カラチは日本で報道されているかどうかわかりませんが、デモやストライキがしょっちゅうあったり、テロもあったり不安定なんですよ。
Q:それは今の政権に対する不満ですか?
A:そればかりではないですね。たとえば、民主派や保守派の争い、宗教関係ではイスラム原理主義の派閥争い等が、この時期に集中してしまったんですね。
Q:そんな中で子供たちはどうしていますか?
A:子供たちは不幸中の幸いというのか、現在夏休みで、自宅にいるので、テロやデモの喧騒に巻き込まれることもなく自宅で過ごしていますね。
Q:今施設は休み中ですが何か工事などしていますか?
A:はい、おかげさまで内装の工事を現在させてもらっています。日本からの支援金で、壊れた床の修理やバリアフリー化の工事で教室間の段差をなくしたり、窓をつけてもっと外の光が入るようにしたり、電気の消費エネルギーを少なくすることやバリアフリーで障害を持つ子供たちが利用しやすくするための工事を休み中に終わらせます。
それと、日本からの月謝の支援を受ける子供たちのリストなんかもつくりましたので、送ります。支援を下さった皆さんにくれぐれもよろしくお伝えください。
写真はプログラム中の子供達
* 兄弟松本によると、日本から送られた支援金は、ストライキやデモの前に銀行に振り込まれたため無事だったとのことで、委員会もこの知らせにはホッとしました。(取材:海外宣教委員会)