2007年5月号

休暇中もデフセンター準備

今回、休暇で帰国中の兄弟佐藤 宝倉は生涯養成コースに参加した後、フィリピンのカルバイヨグのデフセンターの後期教材の準備をするなど、忙しい休暇をすごしています。今年はフィリピン国内で日本円が下がった関係で、資金が不足したりして、デフセンターの工事が遅れるなど大変なこともありましたが「ハードの部分である建物は時間をかけて行えばよいのです」と前向きです。

それよりも問題は「そこで学ぶ子供たちの奨学金が限られているので、募集定員以上の申し込みに、応えることができないという部分がある点」だといいます。また。奨学金を受け入れるレベルの生徒と全く手話ができない生徒のレベルの差も大きいため、手話の基本的な部分の底上げも必要だといいます。デフセンターの仕事のほかに、フィリピン各地を巡回して、手話の普及やリ-ダーの指導なども行っている兄弟佐藤ですが、休暇の間も手話の教育関係で必要があれば韓国にも出かけるなど精力的です。