兄弟 佐藤宝倉 手話ミサと報告会行う

12月7日午前11時から13時半までの間、田園調布教会大聖堂と信徒会会館においてフィリピンで聾者の手話教育のために奉仕している佐藤宝倉神父の手話ミサと報告会が行われました。
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今回の手話ミサは、田園調布教会から、聾者 の教育センターであるフランシスカン・デフセンターの支援金とそこで学ぶ小学生からカレッジまでの学生の奨学金を同教会が支援している関係で実現しました。

今年の春、支援金を送った際に、デフセンターのほうから報告書やデータが送られてくるはずでしたが、さまざまな理由で、報告書と奨学金受給者のデータ送付が大幅に遅れたため、教会関係者に事情と佐藤神父が10月から一時帰国することを説明した際に、それならば教会でミサと説明会をしてもらえないだろうか、という希望があり、今回の運びになりました。

当日は、手話通訳を必要とする方を前方の席に案内し、佐藤師の手話の動きが見えるように配慮しました。佐藤師の手話は30年以上の経験があるため、動きがなめらかで分かりやすく、手話通訳者にも参考になる手話ミサだったようです。

報告会では、佐藤師が持参したデータをプロジェクターで映しながら、フィリピンでの聾者のへの教育事情や手話教育への熱い思いについて語りました。

報告会には、渋谷教会の手話グループやお知らせを見て参加した聾者の方々など、当教会以外の方も多数参加しました。会の終了後も佐藤師を囲みアドバイスなどを受ける人もいました。なお、当日会場では、募金も行われ、集められた募金は2009年の奨学金のために使用されることになり、兄弟佐藤に手渡されました。

また、今年度は各教会や有志の方から集められた奨学金について、目標の10名分が集まり、デフセンターの支援のために集められた分と合わせて、すでにデフセンターに送金されていますが、海外宣教委員会では、来年も奨学金プロジェクトの継続とともに、現地の視察を通じて、支援のニーズなどを調査する予定です。

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