2009年フィリピン訪問

clip_image0027月27日から8月3日まで、海外宣教委員会はフィリピンの兄弟佐藤宝倉を訪問しました。 皆さんもご存知のように兄弟佐藤はフィリピンの聾者のための奉仕を続けています。 現在は、マニラとサマール・カルバイヨグの2箇所にデフセンターを開設し、そこで手話の普及や聾者の教育支援を行っています。

マニラ、サマールのデフセンターでは、教員養成、小学校に入学する前の生徒のためのクラスや補講を行っています。 海外宣教委員会では聾者の学生のためclip_image004の奨学金プロジェクトを行っていますが、今年は奨学金受給者の保護者との面談や新設された聾学校入学前のクラス、補講クラスの視察を行いました。 保護者からは、デフセンターを通じて学ぶ子供達は、両親の居ない家庭の子や家計が苦しい家の子供ばかりなので、奨学金への感謝とこのプロジェクトの継続について陳情もありました。

さて、フィリピン滞在中、アキノ元大統領が亡くなり、国中が喪に服しclip_image006ていました。どこにも黄色いリボンが掲げられていました。 アキノ氏によって無血革命で民主化されたフィリピンですが、まだ貧困の問題や福祉の充実は課題として残っています。 兄弟佐藤の奉仕もそうした貧困や福祉の分野への取り組みといえます。 兄弟佐藤からは、日本管区の兄弟の皆さんに、日ごろの支援への感謝とくれぐれもよろしくお伝えください、とのことでした。

NB:アルバムに沢山写真をアップしました。(兄弟阿部慶太)