兄弟佐藤宝倉の一時帰国

地元司教による祝別
11月20日、フィリピンで聾者のための宣教活動をしている兄弟佐藤宝倉が帰国しました。今回は、日本での講演やフランシスカン・デフセンターへJOMAS(海外邦人宣教者活動援助後援会)からの援助金の需給と需給の概要報告などのために約2ヶ月滞在します。

  11月22日には田園調布教会で、チャリチィー コンサートの献金や奨学金のお礼と報告を行い、12月13日には三軒茶屋教会で教会学校の子供たちにデフセンターの話や援のお礼と報告を行いました。

兄弟佐藤によるとフィリピンのカルバイヨグのデフセンターは、地元の教区の司教を迎え祝別式と集会を行い、地域全体の聾者とその家族にも開かれたセンターとしても歩みを続けるということです。例えば、サンタ・テレシータでは、学校が遠くて行けない子が約20名います。地元にあるフランシスコ会が担当する教会と協力し、聾の子供を「読み書きのクラス」に招いています。

  小さい時から親と十分コミュニケーションを築き上げることが出来きにくい聾児にとって学習の習慣を身につけることは並大抵のことではありませんが、皆さまからの支援で養成されたスタッフを派遣し、「読み書きのクラス」を今後も続けていく予定です。 clip_image006

  また、今後は、日曜のミサにおける手話通訳者養成にも力を入れていこうと計画しています。それは、いくつかの司教区で司教様との連携の下、手話通訳養成事業手話通訳基礎コースを開始することです。 長期的な計画になりますが、この事業の遂行によって、聾者が喜んで主の晩餐のテーブルにつくことが期待されています。