ブラジルからの便り

平和と善!

clip_image002十一月も半ばをすぎ、軒先をこえて北側の窓から室内に射しこんでいた日向も出窓の外に去り、逆に南側の地面にうつる建物の影が日増しに狭くなってきています。太陽が南回帰線に向かって、ドゥラードス市の真上を通過しつつあるのです。十二月初旬には私たちの頭を真上から照らすことになります。

それにともなって日中の気温がグングン上がりはじめています。この月初めには40度をこえる日が続き、私の寝室内の温度計も夕方にもかかわらず34度をマークし眠れない夜が続きました。

蒸し暑さのために真夜中に目が覚めるので、クーラーのスイッチを入れ、涼しい風が直接体に当たるように扇風機をセットしてようやく寝ることができました。贅沢なようですが、翌朝、暑さに疲れた体で目を覚まし、日中十分に働けないよりは、少しの贅沢で快適に働くことができるほうが、精神的にも健康でいられると思い、クーラーを使っています。

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ところで教会独自の典礼暦も終わりに近づき、日曜日の朗読も終末の色が濃くなってきました。月末には待降節が始まります。信者のみな様がたも幼児イエスのご誕生をふさわしく祝うために心身の準備に余念がないことと思います。

今年はわたしの休暇帰国の年になりますので、航空券の手配をはじめています。クリスマスと聖家族の日を祝ってすぐブラジルを発つつもりでいます。12月28日夜中(月曜日=ブラジル時間)のJAL機です。

日本には12月30日午後7時30分に旭川に着く予定です。滞日中はできるだけ寒い北海道に留まることを考えていますが、今年定年をむかえたので年金の手続きなどのために東京に出向かなくてはならず、そんな時、連絡もせずに、突然の訪問になる共同体もあるかと思いますがどうぞご理解ください。

よい待降節と主のご降誕をお迎えできるよう祈りいたします。あわせて新年のご多幸を祈ります。

Frei Tito 小川 ofm