パキスタンから(2011年クリスマス)

+主の平和と喜びがありますように。clip_image002
皆様お元気にてお過ごしでしょうか。日本では震災があった大変な一年でした。

今年も、主の御降誕祭と新年 (2012年)のごあいさつをお送りいたします。

「ラハト・ガ」フランシスカンセンターは、今年も皆様からのご支援とお祈りに支えられて、恵みに満ちた年 となることができましたことを報告し、皆様に感謝を申し上げます。本年度 2011年は、3 名の新入所児(重度知的障害児、CIP(脳性小児麻痺ろうあ児)を受け入れました。 それと、毎年のように、15 歳と 16 歳の 2 名の男子が退所していきました。現在入所児童数が 15 名となっております。特にここ数ヶ月に、ろうあ児童が増え、現在 4 名のろうあ児がスピーチセラピ一、手話を学んでいます。 日本で学んだ手話が、今こうして大いに役立っています。手話によるそれぞれの動物の表現から物や色の 表現、目、月、年そして週の数え方など、学ぶことが沢山あります。

imageまた今年に入ってから、介護に手の掛かる重度の脳性麻癖障害児も増え、センターの職員もけつこう忙 しく働いています。幸いなことに、日本から持ち込んだ車いすも増え、歩行困難な児童も車いすで外出がで きるようになり喜んでいます。職員の手をかりなければ倒れてしまいそうな歩行に問題がある児童にとって、車いすを押しながら 自分で歩ける喜びも体験することができます。それぞれに違った種類の障害を持った児童の一人ひとりの要望に応えていくことは難しいことですが、子 供たちが障害の壁をのりこえて、ともに学べる喜びを実感してほしいと思います。

それでは皆様、よりよき主の御降誕と新年をお迎えください。
兄弟松本貢四郎
2011年12月カラチにて